2010年6月19日土曜日

サーカスのような街。




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当店のコンセプトは「外国人観光客御用達・究極の日本みやげセレクトショップ」です。日本の伝統的な民芸品から和風テイストの実用品まで、外国人観光客が泣いて喜ぶ厳選された日本みやげを豊富に取りそろえています。
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浅草の仲見世にて撮影。公式HPから入り口側の店舗の説明文を引用してきたんだけど、なかなか笑えます。

今日本に残っている伝統は、(全てとは言わないが)多くが見世物に成り下がっているように感じる。
外国人ならともかく、日本人が雷門を潜って感じるあの高揚感は、ディスニーランドのそれと同質なんじゃないだろうか。

「伝統を守れ」と口にするのは簡単だけど、その伝統が既に形だけのものだとしたらどうだろう。

その表面的な部分を守ることに博物館的な視点から意味を見いだすだけで良いのか。
現代の生活に応じて少しずつ変容を遂げる街(表参道ヒルズと同潤会の関係がいい例)を肯定するべきか。

大事なのは、個々の人間が思い通りに行動した結果今の街が作り上げられたということ。町並みを守るために機密性の無い古民家に進んで住もうとする人は少ないということである。

だからこそ、本当に今に息づく伝統を注意深く探さなければならない。それをしっかりと守っていかなければならない。そして、その伝統を見いだす場所は浅草のメインストリートではないと思う。
時給1000円で人力車引きを募集している地点でそれは伝統ではなくパフォーマンスだろう。

因みに言えば当然これは日本だけの問題ではない。
例えば水の都、ヴェネチアには八百屋も魚屋も見あたらない。その事に気付くかどうかで街の持つ重みというのは変わってくるのだと思います。

洗練されてない文章だからそのうち加筆訂正するかも。
今日はオランダ戦です。頑張れ日本!以上!!

2 件のコメント:

  1. こうめいの写真 好きだよ

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  2. Haru>
    ありがと!そう言って貰えると励みになります!
    ブログだから絵文字落ちちゃったのかな?凄い重い文章かと思って一瞬びっくりしたw

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